歯周病ってどう治すの?

歯周病とはどんな病気か、皆さんご存知ですか!?


歯周病ってどう治すの?

歯周病ってどう治すの?

まずそれぞれの患者さんの綿密な診査を行って、現在の歯周病の実態をつかみ、 それに対する原因を除去し、体が治癒していくのを助けてあげることが基本になってきます。
初診時には、ポケットの深さ、歯の動揺、歯肉からの出血、プラークの付着状態、 レントゲンを撮り歯槽骨の吸収状態、以前の治療の状況を診査します。

これらをもとに診査結果、処置内容をお話します。
ご自身の状態をご理解していただいてから治療に入っていきます。


検査

  • 口腔内診査(ポケット測定、歯の動揺、食べ物のはさまりやすさ、歯肉からの出血)
  • レントゲン診査
  • 問診(局所的、全身的な病気のチェック)

ブラッシング指導(プラークコントロール)

歯周病の一番の原因のプラーク除去の大切さをご理解してもらった上で、患者さんのブラッシングの状態、 口腔内の状況を把握し、一緒にご自身にあった磨き方を考えていきます。
当院ではここに時間を取り、みなさんが自分でご自身の口腔内を健康に保てるように ブラッシングを身につけてもらいたいと思います。

歯石除去(スケーリング・ルートブレーニング)

最初に歯肉より上にある歯石を除去します。
そして歯肉が落ち着いたたら、今度はポケット内の歯石菌を除去していきます。
プラークや歯石によって汚れた歯の表面をきれいにしていきます。
このあと、ブラッシングの確認もします。

再評価

もう一度歯肉の検査をして治り具合の確認をします。
ここで改善された場合は、再発しないように定期検診をしていきます。(メンテナンス)
改善しきれない部位は、再度スケーリング・ルートプレーニング、ブラッシングを行い、 治りきらない部位に対しては、歯周外科手術を行いますが、 あまりにも重度の場合は、ブラッシング指導後、抜歯しなければならない場合もあります。

メンテナンス

歯周病は再発が多い病気と言われています。
せっかく健康を取り戻したのですから、この状態を維持していくことが大切です。
しかし日本人にはメンテナンスを受ける習慣が定着していません。
患者さんは痛みがなければ歯科へ行くどころか、だんだんブラッシングがおろそかになっていき、 再発してしまいます。
また歯医者は「今日で治療は終わりました。痛みが出たり何かあったら来て下さい。」
これって何か違いません?
治療が終了したら、健康な状態が長く続くように治療の延長上として、定期検診が必要なのです。
また残念ですが、状態によっては部分的に治まらない部位が残ってしまうこともあるでしょう。
そのような部位でもメンテナンスを定期的に行うことで「進行を食い止める」ことが出来るのです。

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